HOME > 『刑事弁護活動について』 > 『弁護士はなぜ悪いことをした人を守るのか?』

弁護士はなぜ悪いことをした人を守るのか?

Criminal Defense

弁護士はその昔、三百代言と言われ、揶揄される時代がありました。三百代言とは、銭三百文という安い価格でいい加減な弁論を行なう無資格の代言人の意味を指し、弁護士に対する信頼が低い時代には、弁護士は一部で三百代言と言われ低い評価を受けていたのです。弁護士が三百代言と揶揄されていた時代から今日、弁護士がその社会的地位において一定の評価を人々から得られるに至るまでになった理由は、何よりも、「基本的人権を擁護し、社会正義を実現する」(弁護士法第1条1項)という法律により付託された弁護士の使命を果たすため不断の努力を積み重ねた先人弁護士達の労苦の成果によるところが大きいものと思われます。そして、この労苦を端的に表わす活動が刑事弁護活動です。

時折、なぜ悪いことをした人を守るのかという素朴な問いかけを受けることがありますが、我々弁護士の基本的な職責は、たとえ仮に罪を犯した人であっても、裁判所において有罪の判決を受けるまでは無罪の推定を受けるものであり、法が定める適正な手続の保障を受けない限り、有罪とされてはならないという刑事手続上の基本原則が守られるよう最善の努力を尽くすことにあります。

ですから、たとえ仮に被疑者・被告人が罪を犯したことを認め、有罪を立証するための充分な証拠が認められたとしても、刑事手続にあたり、法の定める適正な手続が保障されているかどうかを吟味するため弁護士は弁護活動をしています。

刑事事件について法律相談を希望される方 → 法律相談のページへ
京都双葉法律事務所 弁護士 中井基之(京都弁護士会所属)
京都府長岡京市滝ノ町1丁目5-14 TEL:075-950-0648
ページトップへ
個人情報取扱いの指針

当法律事務所は、個人情報の保護に関する法律及びこれに関連する政令、ガイドラインを誠実に遵守し、提供された個人情報を適切に保護致します。

当サイトにおいて提供を受けた個人情報は、法律相談及びこれに基づく法律事務の範囲でのみ利用するものとし、当サイトにおいて表示する当法律事務所の役務において提供を受けた個人情報については、提供者が提供の際、明示の反対の意思を表示されない限り、当該役務遂行の目的の範囲で当法律事務所が当該個人情報を利用することについて同意されたものとみなします。

当法律事務所は、法律相談及び法律事務を承るに際し、犯罪収益の移転及び資金洗浄防止の目的で、法人、個人の身分確認のため必要な個人情報を含む身分確認情報のご提供を求めることがあります。この目的で取得した個人情報については、前記目的の範囲に属するものと致します。

個人情報提供者が、当法律事務所の内規において定められた保存期間内で、当法律事務所が保存している当該提供者の個人情報について開示等の請求をされる場合は、当法律事務所所定の手数料及び個人情報提供者の身分確認のための資料をご提出いただく必要があります。この資料は、開示等請求者の身分確認のためにのみ使用し、開示等の後は速やかに破棄致します。