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ネットに存在する契約書はダメです。

Intellectual Property

・インターネットには契約書のサンプルがあります。
契約はお互いの権利と義務を定めるものなので、定型的なものをそのまま流用すると重要な事項が欠けることがあります。
よく見かけるのが、インターネット上で「○○契約書」と検索し、そこでヒットしたものを見て、コピー&ペーストして、自分なりの契約書にしている人がいます。よく読んでみると、同じ言葉が漢字とひらがなの両方で使われていたり、ですます調が一致していないものまであります。そういう契約書は、内容面も穴だらけなので、契約する意味すらないと思います。
・契約書は弁護士などの法律の専門家と何度も話し合いながら完成させるのが一番効果的です。
これからの事業を左右するような契約を、ネットから拾ってきた契約書で済ませたらいいと考える経営者もいるのは事実です。トラブルが発生し取り返しのつかない事態になって、契約書の慎重な検討が重要であることを初めて理解する人も多いでしょう。
しかし、この文章をここまで読んでいる人は違います。真剣に事業を行っている人です。そこまで真剣なら、弁護士などに丸投げせず、一緒に契約書を作り上げていくべきです。契約内容を相手に説明できるまで真剣になって下さい。それぐらい契約書は重要なのです。
・相手から契約書を渡された場合はどうすればいいと思いますか?
結論は、弁護士などの法律の専門家と相談すればいいことです。交渉を自分で行うなら、法律の専門家の意見を聞いて、それを取り入れるようにすれば安く済ませることも可能です。
ただし、契約書は、一般に、先に書いて提出した方が強い傾向があるので、本当に重要な契約は、契約書を作る方がいいと思います。

京都双葉法律事務所 弁護士 中井基之(京都弁護士会所属)
京都府長岡京市滝ノ町1丁目5-14 TEL:075-950-0648
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