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契約書を誤解していませんか

Intellectual Property

・相手の立場が強いから、余計なことを言うと取引が成立しないとよく聞きます。
契約書は難しく書かれておりますが、簡単に言うと、自分の会社は○○の業務をし、相手の会社は○○円の支払いをする、というようなことが書かれているだけなのです。契約書がないと、口約束は忘れてしまうことが多く、合意した内容が曖昧になってしまいますからトラブルが起こりかねません。ビジネスでは、トラブルが起こること自体が一つの大きなリスクですから、リスク管理のためにもお互いが合意した内容を書面化してトラブルをできるだけ回避することが得策でしょう。
・契約書に書かれていることが難しすぎてわからないと聞きます。
弁護士などの法律の専門家に契約書を書いてもらうと、あり得ないことまでが普通に書かれていて、このまま渡すと、相手を信用していないように思われるだけだと言う人もいます。
確かに、1ヶ月もしないうちに終わってしまう契約なら必要ないかもしれません。しかし、契約関係が何年も続くと、その間に何が起こるかわかりません。もしものために書かれているので、これが、もしもの時に役に立つのです。
言いにくいのであれば、経営者本人が契約交渉をせず、誰かに任せるべきでしょう。
・今は義理人情の時代ではありません。
日本人はある一定の常識感を持って行動しており、契約書を交わさないのも、お互いの信頼関係に基づくものと誤解している人が多いです。
海外でそんな日本独特の常識論は通じませんし、日本企業の多くが海外企業と取引を行っており、そのような会社の担当者は、信頼関係があるから契約書を交わさないという理屈すら通じなくなっております。

京都双葉法律事務所 弁護士 中井基之(京都弁護士会所属)
京都府長岡京市滝ノ町1丁目5-14 TEL:075-950-0648
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