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店舗名を考えるときは慎重に

Intellectual Property

・有名なチェーン店と似た名前の店舗名を使用するのは危険です。
旅行へ行くと、全く同じ名前のお店を見かけたりすることがあります。チェーン店なら同じ経営だとわかりますが、どう見ても個人商店のお店で、2つのお店には全く関連性がないとしか思えないこともあります。この個人商店のお店が、有名チェーン店の名前とそっくりだったらしたら、どうなるでしょう?
お客さんは間違って入ってくるかもしれません。その分売上は上がりますが、チェーン店の売上は下がります。どう考えても、正当な競争をしていません。これが「不正競争」なのです。
その有名チェーン店の名前が商標登録されていれば、その個人商店の経営者は、商標権侵害として訴えられる可能性がありますし、商標登録されていなくても、「有名」であるがためにお客さんが「間違った」のだから、「不正競争」として訴えられる可能性があります。
・どうすればいいか
一番簡単なのは、有名チェーン店に似た名前を付けないことですが、少し有名なお店まで調べるとなると大変です。インターネットで調べれば、多くの情報を得ることができるので、少なくともネット検索は必要です。
次に、お店の名前も商標登録しておけば安心です。お店の名前も商標だと認識していない人が多いのも事実です。

京都双葉法律事務所 弁護士 中井基之(京都弁護士会所属)
京都府長岡京市滝ノ町1丁目5-14 TEL:075-950-0648
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